かざもりのブログ

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鉄道神社ー博多駅の上に神社があるの!ー

鉄道神社

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鉄道神社

 [目次]

プロローグ

今から数十年前に博多駅の近くの小学校に通ってました。その頃に比べると博多駅とその周辺は随分と変わりました。ただし、小学校の外観は外から見る限りあまり変わりません。先日、博多駅に用事で行き、時間に余裕ができたので屋上の鉄道神社にお参りに行きました。当然ですが小学生の時は鉄道神社は有りませんでした。屋上の鉄道神社が鎮座したのは、九州新幹線が全通して博多駅がリニューアルオープンしたときです(2011年)。

アクセス

 

  鉄道神社「つばめの杜のひろば」の中にあります。そして「つばめの杜のひろば」は、JR博多シティのアミュプラザの屋上にあります。JR博多シティは阪急百貨店とアミュプラザという2つの駅ビルの複合施設ですが、鉄道神社へはアミュプラザ側から屋上上がって下さい。エレベーターで直接行くことが出来ますし、10階にあるエスカレーターからでも上がれます。

概要

鉄道神社(てつどうじんじゃ)は、福岡県福岡市博多区博多駅中央街に鎮座する神社です。JR博多駅の駅ビル「JR博多シティ」屋上の「つばめの杜ひろば」内に位置します。祭神は博多区内の住吉神社から分霊しています。  

 つばめの杜のひろば

つばめの杜のひろば」には、鉄道神社があり、福岡市街地の絶景を見渡せる展望台があるうえに、子供たちが遊びまわれる場所もあります。要するに「つばめの杜のひろば」は、プチテーマパークなのです。また、観光客だけでなく、多くの人に利用されてます。地元福岡の季節ごとによる催しものや子供たちのイベントなどによる楽しみ方ができる「博多駅の屋上」として知られてます。  

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つばめの杜ひろば案内図 jrhakatacity.com

上の案内図の①~⑥は、「①鉄道神社、②列車展望スペース、③天空の広場、④つばめ電車、⑤展望テラス、⑥くろちゃんひろば」となります。

 それでは、「つばめの杜のひろば」を案内しましょう。最初は鉄道神社へのお参りです。本堂までは鳥居が4つあり、それぞれ「星門」、「福門」、「夢門」、「鉄道神社」と名付けられてます。そして、「星門で魔を払い厄をよけ、福門で福を招き、夢門で良縁を結ぶ」という「謂れ」があり、それぞれに意味があるようです。

星門」で魔を払い厄をよけます。 

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一の鳥居(星門)

 時期によっては、表参道には催し物があり、出店があります。

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表参道

 「福門」で福を招きます。

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二の鳥居(福門)

 「夢門」の手前に「屋上田んぼ」があり、この日は案山子が立ってました。時期によっては稲刈り体験が出来るようです。

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屋上田んぼ

 「屋上田んぼ」の向かいには小さな池があり、メダカがいて時期によってはホタルもいるようです。

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小池

夢門亅で良縁を授かります。

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三の鳥居(夢門)

 手水鉢で清めます

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手水鉢

和顔施合唱 地蔵」は、奈良のマスコット「せんとくん」で有名な籔内佐斗司氏の作品です。東日本大震災の1000日目を迎えた復興祈願として製作されたお地蔵さんです。

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和顔施合晶地蔵

本殿前の参道は神秘的なサークルになってます。

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本殿前の参道

九州の地図上にある不思議な雰囲気の「縁結び七福童話子」も籔内佐斗司氏の作品です。頭を撫でると願いが叶うとか。

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縁結び七福童子

 鎌倉時代頃といわれる博多古地図です。この地図の説明書きによると随分内陸まで海だったことがわかります。今の天神近辺は海だったようです。

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博多古地図

 ヘルマン・ルムシュッテルはドイツの鉄道技術者で、明治時代の日本で鉄道技術者の指導を行った人物です。レリーフは彫刻家の中野五一制作。題字は元国鉄総裁の十河信二。

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ドイツの鉄道技術者「ヘルマン・ルムシュッテル」のレリーフ

本鳥居をくぐり本殿へ進み、ぜひ「旅の安全」を祈願しましょう。

 

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本鳥居

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本殿

引き返して「福門」近くの脇道を入って行くと「くろちゃんひろば」があります。6才以下のお子さまが安心して遊べるように柵で囲った広場です。

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くろちゃんひろば

この3本の支柱は、明治42年に完成した博多駅の二代目駅舎、1番ホームの支柱だそうです。博多停車場(二代目博多駅)は現在の祇園町にありました。博多駅が昭和38年にこの場所へ移転したため、住吉神社で保管してました。そして、JR博多シティが完成した後に「つばめの杜のひろば」に移しました。

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博多駅の二代目駅舎の1番ホームの支柱

列車展望スペースからは、 新幹線から在来線まで、博多駅に出入りする列車を見ることができます。

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列車展望スペースから見える鉄道

天空の広場」では四季折々の花に囲まれた空間で三輪車に乗ったり、走り回ったり、お弁当を広げてピクニック気分を味わえます。

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天空の広場

 「つばめの杜のひろば」 の目玉が天空の広場をぐりると一周する「つばめ電車」です。電車のデザインは2種類ありマスコットのくろちゃんが描かれた「くろ電車」と赤い「つばめ電車」です。因みに2つの電車は鉄道車両のデザイナーで有名な水戸岡鋭治さんがデザインしたものです。乗車券はひとり200円です。乗り場に券売機があります。運行時間は平日が11時~18時土日祝日が10時~18時です。変更になるかもしれないので、事前にチェックして下さい。

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黒のつばめ電車

博多駅周辺は福岡空港が近い関係で高層ビルがないので 、比較的遠くまで展望台から博多の街が一望出来ます。

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展望台

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展望台から見た博多の街

「つばめの杜ひろば」の入場時間は10:00~2200(冬季10:00~2100)です。夜に行くと夜景が綺麗です。

 最後に

「鉄道神社」、「つばめの杜のひろば」の雰囲気が伝わったでしょうか。博多駅または博多駅付近にお越しでしたら、特にお子様連れにはお勧めです。お子様を広場で遊ばせたり、「つばめ電車」に乗せたりして、想い出づくりになります。